ヘルプ(よくあるご質問)

最終更新日:2024年09月24日


質問一覧


TeX / LaTeX に関するご質問

▼ TeX の書き方を教えてほしい / pLaTeX でページ番号を消すにはどうすればいいか ...etc.
申し訳ありませんが、 Cloud LaTeX Team では、TeX / LaTeX そのものに関する各種質問(仕様や技術、書き方等)にはお答えできません。 TeX Wiki 等のご活用をお願いします。

▼ コンパイルするとERRORタブに警告(Warning)が表示されるのですがどうすればよいでしょうか
こちらは LaTeX が出力する警告(Warning)メッセージになります。エラー(Error)とは異なり、警告があってもコンパイル自体は完了します。警告に関する個別の内容につきましては LaTeX の警告メッセージ - TeX Wiki 等を確認し、修正を検討してください。なおメニュー設定より「警告の表示」を非表示にすることが可能です。

[New] ! LaTeX Error: Cannot determine size of graphic in xxx.png (no BoundingBox). エラーが発生して画像が表示できない
こちらは大変多くいただくお問い合わせですが、graphicx/graphics/color パッケージを使用する場合に LaTeX ソース中でドライバオプションの指示をしていないことが原因のケースが考えられます。詳しくは graphicxのTeX Wiki記事 をご確認ください。

登録・アカウントに関するご質問

▼ アカリクとの同時登録機能について教えて欲しい
2022/09/22 のシステム更新より、Cloud LaTeX に新規登録する際に就職情報サイト「アカリク」との同時登録を選択することが可能になりました。
  • 同時登録を希望される場合にはアカリクの登録画面へと進みます。アカリク登録完了後、その際に設定したメールアドレスとパスワードで Cloud LaTeX にログインできます。
  • 既にアカリクに登録済みなどの理由で同時登録を希望されない場合には Cloud LaTeX の登録画面へと進みます。
  • Cloud LaTeX & アカリク 同時登録の注意点
    • アカリクと Cloud LaTeX とでアカウント情報は別々に管理していますので、同時登録した後に一方のアカウント情報を変更しても同期はされません。各サービスのマイページより設定をお願いします。
    • 同時登録時、Cloud LaTeX のユーザー名(User Name) は乱数で設定されます。変更を希望の場合はログイン後マイページのユーザー設定より可能です。

▼ 登録したのですが、メールが届きません
登録時に入力されたメールアドレスが誤っている可能性があります。ユーザ名にてログインし、マイページ右上のユーザ名をクリックし、「ユーザー設定」からメールアドレスの変更をお願いします。

▼ アカウントのパスワードを忘れました
まず、 Facebook / Google アカウントを利用して Cloud LaTeX に登録された場合は、これらのアカウントからログインが可能ですので試してみてください。ログイン後、 ユーザー設定 の「外部アカウント連携」より複数の外部アカウントを紐付ける/解除することも可能です。
Cloud LaTeX アカウントのパスワードを忘れてしまった場合は、 パスワード再設定 の手続きを行ってください。この手続きは、登録メールアドレスが正しい場合にのみ利用可能です。
もしメールアドレスにも誤りがあり再設定手続きのメールが届かない場合は、お手数ですが Cloud LaTeX Team 担当 までユーザ名とともにその旨をご連絡ください。

▼ 外部アカウントで登録後、連携を解除してしまった、またはその外部アカウントを削除してしまったため、Cloud LaTeX にログインできなくなった
登録メールアドレスが有効であれば、 パスワード再設定 をすることによりその設定したパスワードでログインができます。ログイン後、ユーザー設定 より無効になった外部アカウントの切り替えをしてください。

▼ X(旧Twitter)アカウントでのログインができなくなった
2023/04/27 以降、Twitter API の仕様変更により Cloud LaTeX 登録・ログインができなくなりました。本不具合の解決には Twitter 社の対応が必須のためすぐに Twitter 社に問い合わせましたがご対応いただけなかったため、このたび Twitter アカウントを用いた Cloud LaTeX への登録およびログイン機能の提供を終了することに決定しました。
対象の方にはたいへんご不便をおかけしますが、登録時のメールアドレスが有効であれば、 パスワード設定 をすることによりその設定したパスワードでログインができます。
もし対象の「Twitter アカウントのみでのログイン連携をしていたユーザ」の方で、登録時メールアドレスが分からなくなった場合、または既にメールアドレスが無効なものとなっていてパスワード設定手続きができない場合は、個別に対応しますので、 support@cloudlatex.io までその旨ご連絡ください。

▼ 外部アカウントで登録したのでパスワードを設定していないが、パスワードを利用したり他の外部アカウントでもログインできるようにしたい
以下の「Cloud LaTeX にログインするためのパスワードを設定する」手順を実施してください。

  1. Cloud LaTeX にログインしマイページ右上のUsernameをクリック→「ユーザー設定」をクリック
  2. ページ下部の Cloud LaTeX アカウントにある「パスワード設定」をクリック
  3. 登録中のメールアドレスが入力されていることを確認してクリック、届いたメール文中記載のURLから遷移しパスワードを設定する

これにより、登録中のメールアドレスと設定したパスワードを用いてもログインができるようになります。

また、ユーザー設定 より外部アカウントの連携を行うことで、複数の方法でのログインが可能となります。

▼ 退会したい
Cloud LaTeX にログインし、マイページ右上の「ユーザー設定」を選択し、遷移した画面最下部にある「退会」より手続きを行なってください。
退会すると保存中のアカウント情報・プロジェクトやファイルは全て削除され、復旧させることができませんので、必要情報のバックアップをお願いします。
※ この操作により退会できるのは Cloud LaTeX のみです。その他のアカリクサービスの設定変更については各サービスより実施してください。

ご利用方法・機能に関するご質問

▼ Cloud LaTeX の推奨利用環境はどのようになっていますか
Cloud LaTeX では現在、 PC での利用を推奨しております。
推奨ブラウザは、Google Chrome / Mozilla Firefox / Microsoft Edge / Apple Safari の各最新版です。上記ブラウザ以外のもの、Microsoft Internet Explorer 11 では動作保証外となりますのでご了承ください。
セキュリティ上の理由からも、ブラウザを常に最新の状態に保つことをお勧めいたします。
※ サービス内部で使用しているパッケージの制約により、Safari ブラウザのバージョンが v15.4 未満の場合、Cloud LaTeX を正常にご利用いただけません。

▼ Cloud LaTeX のビルド環境はどのようになっていますか
Cloud LaTeX では現在、 TeX Live 2023 frozen(最終版)の環境で latexmk コマンドを実行してコンパイルをしています。

▼ Cloud LaTeX 利用にあたって、なにか上限はありますか
次の制限がございます。
  • 1アカウントにつき利用できる容量の上限は 1GB です。
  • 1アカウントにつき作成できるプロジェクト数の上限は 999 です。
  • 1プロジェクトにつき一斉追加できるファイル/フォルダ数の上限は 500 です。
    • この上限設定は異常に膨大な数のファイルを誤ってアップロードしないように設けたものです。実際に Cloud LaTeX を快適に利用するためには 1 プロジェクト内のファイル数を 100 以内に収めてください。
  • 1回のコンパイル処理開始から 2 分経過すると処理完了を待たずにタイムアウトします。

▼ Cloud LaTeX、とても重いときがあるのですが…
申し訳ございません。無料公開しているサービスですのでサーバ増強に限りがあり、ご利用の方が多い場合に遷移時間が多くかかる状況となっています。その際には少し待ってから一度ブラウザを更新いただきますと、比較的ご利用の方の少ないサーバに切り替わりスムーズになることがあります。


▼ 独自のスタイル / フォント / パッケージを利用したい
Cloud LaTeX では、TeX Live scheme-full にインストールされているパッケージに加えて、下記のスタイルファイルがインストール済であり、これらはご自身でファイルを用意せずに利用可能です。

  • emath 丸ごとパック 訂正版
  • ceo.sty フルバージョン
  • listings
  • jlisting
  • TikZ
  • BXjscls
  • natbib

それ以外のスタイルファイルやフォントファイル、パッケージは、利用したいプロジェクトにて該当ファイルをアップロードしtexファイルと同じ階層に置くことで利用可能な場合があります。
Cloud LaTeX では公開をしていない箇所である、システム内部に設置する必要のあるものはお使いいただけません。
そのようなファイルで有用なものがありましたらサービスへのインストールを検討しますので、ご要望として Cloud LaTeX Team 担当 までご連絡ください。

▼ Cloud LaTeX での図表やキャプションの挿入について教えてほしい
Cloud LaTeX では figure 環境を入れて書くことが可能です。キャプションは eps への変換をしなくても JPEG や PNG ファイルのままで挿入ができます。 LaTeX 図の挿入 などを参考に figure やキャプションの挿入をしてください。
なお、Cloud LaTeX のデフォルトエンジンである platex の仕様と文字コードの関係にて、画像ファイル名にピリオドおよび日本語等マルチバイト文字を使用した場合に extractbb を呼び出せない症状を確認しています。 extractbb を利用される際には、uplatex を使う、または日本語ファイル名を利用しないなどの対応をお願いします。

▼ Cloud LaTeX で BibTeX を使うことはできますか
できます。 BibTeX - Wikipedia などを確認し参考文献の整形をしてください。
なお、Cloud LaTeX のデフォルトエンジンである platex の仕様と文字コードの関係にて、bibファイル名に日本語等マルチバイト文字を使用した場合に bibtex を利用できない症状を確認しています。 bibtex を利用される際には、 uplatex を使う、または日本語ファイル名を利用しないなどの対応をお願いします。

▼ Dropbox 連携機能は使えますか
はい。現在、期間限定ですべてのユーザ様が無料にて利用可能です。ログイン後のマイページにて、画面右上のユーザ名 ->「Dropboxと連携」を押し、アカウントを連携してください。

▼ Dropbox 連携・同期機能の詳細について教えてください
  • 同期方法について
    • Cloud LaTeX アカウントに Dropbox アカウントを連携させると、Cloud LaTeX プロジェクト毎に Dropbox フォルダと双方向の同期を設定することができます。
      • Dropbox → Cloud LaTeX へのプロジェクト同期:マイページの「インポート」より、Dropbox の /アプリ/Cloud LaTeX 2/ 配下にあるフォルダを新規 Cloud LaTeX プロジェクトとしてインポートできます。
      • Cloud LaTeX → Dropbox へのプロジェクト同期:編集画面の「メニュー」→「Dropboxと同期」より、Cloud LaTeX のプロジェクトを Dropbox にエクスポートできます。
      • Dropbox に同名のフォルダが存在する場合はプロジェクトを同期することができませんので、リネームをしてください。
  • 同期のタイミングについて
    • 同期中、Cloud LaTeX 上での編集内容は、ただちに Dropbox へ反映されます。
    • 同期中、Dropbox 上での編集内容は、ただちには Cloud LaTeX へは反映されません。当該プロジェクトを Cloud LaTeX で操作(ファイル遷移や内容編集、コンパイルなど)した際に変更差分を検知しダイアログが表示されます。その際に、Dropbox 側と Cloud LaTeX 側のどちらの内容で同期するかを選択いただけます。
  • 削除について
    • Cloud LaTeX のマイページから同期中のプロジェクトを削除する場合、「Dropbox との同期を解除してから Cloud LaTeX プロジェクトだけ削除」するか「同期先の Dropbox フォルダも合わせて削除」するかを選択できます。
    • 退会時に Cloud LaTeX 上のプロジェクトはすべて削除されますが、その際に Dropbox 同期をしたままのプロジェクトは同期先の Dropbox フォルダも削除されてしまいますので、こちらを残したい場合はあらかじめ同期を解除してください。

▼ プロジェクトにファイルを一括でアップロードしたい
PCでの編集画面にて、(1) 複数ファイル/フォルダを画面上にD&Dすることで一括アップロードをする、または、(2) 編集画面左上の+マークよりアップロード→フォルダを追加 を選択することで、フォルダ構成情報を保持しつつフォルダをアップロードすることが可能です。

▼ 利用可能なショートカットキーについて知りたい
Cloud LaTeX では ctrl+enter でコンパイル実行、ctrl(cmd)+/ で該当行コメントアウトなど便利なショートカットキーを用意しています。詳しくは ショートカットキー一覧 をご確認ください。

▼ Cloud LaTeX で出力できる PDF のバージョンを指定したり、無圧縮で出力することは可能ですか。dvipdfmx のオプションの指定の仕方がよくわかりません
LaTeX で出力PDFの性質を指定することができる bxpdfver パッケージが Cloud LaTeX で利用できることを確認しております。こちら の記事に本パッケージの詳しい使い方が記載されていますのでご参考ください。

▼ Cloud LaTeX で扱える LaTeX ファイルの文字コードはなんですか
UTF-8 です。テキストをエディタにコピーしたりZIPアップロードをした場合、Cloud LaTeX 上では強制的に UTF-8 に変換されます。

▼ ZIPファイルをアップロードしましたが利用できません(コンパイルボタンが押せないなど)
現時点の Cloud LaTeX は「フォルダ内に含まれない、ファイルツリーの最上位に置かれたtexファイルでないとコンパイルのターゲットに指定できない」という仕様です。
そのため、たとえば学会指定の配布テンプレートなどのうち、フォルダ内にtexファイルが格納されているようなzipファイルについてはそのまま Cloud LaTeX にZIPアップロードをしただけではご利用いただけません。この状況のプロジェクトをコンパイルできるようにするには、texファイルをフォルダ外に移動しファイルツリーの設定から「ターゲット設定」をする必要があります。
Cloud LaTeX ですぐに利用できるテンプレートとしての設定をご希望でしたら こちら よりお問い合わせください。

▼ Cloud LaTeX では latexmk を用いてコンパイルしているとのことですが、 latexmk の設定をカスタマイズできますか
可能です。カスタマイズしたいプロジェクトに .latexmkrc ファイルを作成し、設定をしてください。
※ しかしセキュリティ対策のために利用できない機能等があります。なお設定内容の詳細に関するご質問には回答できませんのでご了承ください。

その他のご質問

▼ 自分の所属する学会の投稿論文のテンプレートなどを追加したいのですが…
Cloud LaTeX にてコンパイルできることを確認いただいたのち、ファイル群をまとめて Cloud LaTeX Team 担当 までご連絡ください。 Cloud LaTeX Team で内容を確認し有用と判断しましたら、テンプレートとして追加します。

▼ ブラウザの広告ブロック系のアドオンを利用しても問題ないでしょうか
問題が発生する可能性があります。
例えば uBlock Origin 等のブラウザの広告ブロック系のアドオンを適用している際に Cloud LaTeX が正常に利用できないケースを確認しています。
何らかの不具合のお問い合わせをいただいた際にも調査の支障となる可能性がありますので、使用している広告ブロック系のブラウザ拡張機能から cloudlatex.io を除外してサービスをご利用ください。

▼ 以前は正常にコンパイルできていたはずのプロジェクトが、その後編集をしていないはずなのにコンパイルすると PDF VIEW や画像が表示されなくなってしまったのですが…
(1) graphicx または graphics パッケージを利用していて color 系のパッケージを追加適用すると、エラー発生せずコンパイルは成功するが画像が表示されないという症状が起き得ることを確認しています。その場合、文書クラス指定(\documentclass)のオプションにおいて dvipdfmx を指定すると解決することがあります。具体的には TeX Wiki の graphicx の項目こちらの記事 をご確認ください。
(2) システムリリース実施の関係で、ブラウザのキャッシュが影響して画像等が表示されなくなることが稀に発生します。この場合は、ブラウザのキャッシュクリアを試すと解決することがあります。
それでも解決せず、マイページでプロジェクトをコピーしてそちらでコンパイル実行するなどいくつかの対照実験を試みてもうまくいかない場合は、お手数ですが ▼ プロジェクトに何らかの問題がある / 不具合を発見した を参考にお問い合わせください。

▼ 今までコンパイルできていたプロジェクトが急にコンパイルできなくなった
platex を使って ① などの機種依存文字等をファイル名に利用されているプロジェクトの場合、2020年5月より Cloud LaTeX の内部エンジンを TeX Live 2019 に更新した影響でコンパイルが通らなくなりました。
platex は ASCII / JIS X 0208 文字のみのサポートとなっていますので、それ以外の Unicode 文字をファイル名に利用したい場合は uplatex に変更しご利用ください。

▼ 作成中のテキストを消してしまった
Cloud LaTeX は常に最新の編集内容を自動保存する仕様です。もし意図せずにテキストを消してしまった場合、プロジェクト編集画面から離脱していなければ undo ボタンまたはショートカットキー ctrl(cmd)+z で削除前の状態に戻すことができます。
もしプロジェクト編集画面から一度離脱してしまっていた場合、ファイルツリーから該当ファイルの設定を選択し「復元」を押すと、ファイル更新履歴を選択することでその時点の編集内容の状態に戻すことができます。
もし、ファイル/フォルダそのものを削除してしまった場合は、Cloud LaTeX Team 側でも復元することができませんので、悪しからずご了承ください。

▼ プロジェクトに何らかの問題がある / 不具合を発見した
お手数をおかけしますが、調査しますので Cloud LaTeX Team 担当 までご連絡ください。その際に、

  1. ご登録いただいているメールアドレスまたはユーザ名
  2. 問題が発生したプロジェクトのタイトル
  3. 問題が発生したファイルのタイトル
  4. 問題が発生した日時
  5. 問題が発生したプロジェクト・ファイルに Cloud LaTeX Team がアクセスし内容を拝見してよいかの可否
  6. ご利用のOSおよびブラウザ
  7. どのような問題が起きているかについての具体的な情報
  8. 対照実験についての情報
    • 例:時間帯を変えてみたらどうか、同じアカウントの別プロジェクトでも同じ問題が発生するか、問題発生しているプロジェクトをマイページでコピーしたプロジェクトでも同じ問題が発生するか、スマホなど別端末でも同じ問題が発生するか…etc.

についてメールに記載をお願いします。
必ずしも Cloud LaTeX サービス側に起因する不具合とは限らず、ユーザ様の通信環境・動作環境や TeX 記法間違いによるエラーといった可能性も考えられますので、不具合発生時の動作環境やどのような操作を行ったのかといった具体的な情報をご提供いただけますと幸いです。

▼ Cloud LaTeX に対して要望がある
ありがとうございます。 Cloud LaTeX Team 担当 までご連絡いただくか、Twitter DM にてお知らせください。